効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

ミドリムシ培養が事業化

確か東大発のベンチャーが手がけていたミドリムシ培養事業会社であるユーグレナが新規上場し、買い注文が売りを大幅に上回り、気配値が上昇しているという。個人が投資する件数が多いらしい。
ミドリムシは日本での呼び方で、本来はユーグレナ。体内の葉緑体によって光合成を行う単細胞生物(微細藻類)で、これを大量に培養すれば、人間が必要とする栄養素のほぼ全てを含むらしいから、良質のタンパク質になって食品の原料となる。バイオ燃料としての将来性も大きい。上場するということは長期的な収益性の見通しがたったということだ。今は機能性食品が商品としての主力のようだが、長期的にはバイオ燃料としての存在価値が大きくなるのではないか。光合成の効率が優れているために、製鉄所や火力発電所から排出される二酸化炭素を取り込んで削減したり、飼料化するなど応用の利く分野が多い。世界的に心配されている食糧危機の緩和にも一役買うだろう。米国ではバイオ燃料の市場がこれから急速に拡大するという報告がいくつもあるだけに、この新規上場したユーグレナ社の今後に注目している。今回投資をしたわけではないのだが。