効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■藻類が温暖化対応の鍵

藻類は光化学反応で炭酸ガスや窒素を取り込んで、澱粉蛋白質を合成している。火力発電所から排出される炭酸ガスを捕捉して地下に埋める方式の技術開発が進められているが、ここは化学技術ではなく、藻類などの生物を利用する方が望ましいし、エネルギーを浪費することもない。

バイオベンチャー企業群「ちとせグループ」は5月13日、ENEOS(東京都千代田区)、三井化学(東京都港区)、花王(東京都中央区)ら9業種20機関(5月13日時点)が連携し、藻類を活用した日本発の企業連携型プロジェクト『MATSURI』を、4月から始動したと発表している。『MATSURI』では、2025年に世界最大となる2,000haの藻類培養設備を建設し、様々な製品の原料として300円/kg以下の生産コストで140,000トン/年(乾燥重量)の藻類を供給できる体制の確立を目指している。

藻類の利用の先行企業にユーグレナがあるが、ここは当面はユーグレナミドリムシ)を原料にして食品材料を製造しながら、長期目標として航空機用燃料の製造をしようと計画しているのに関心をもっていたが、新たに藻類の利用事業が生まれたのは有り難いことだ。

食肉などで得られる蛋白質は、その動物の成長過程で温暖化ガスを大量に排出する。それに対して大豆などの植物性蛋白質は、炭酸ガスを吸収してくれるが、その栽培のために密林の伐採が広く行われ、差し引きすると炭酸ガスの吸収量が少なくなっている。だが、藻類は水中に住む生物だから、その偏在は問題になるが、基本的に光合成で育ち、水さえあればその繁殖力を利用することができる。

これからどのような成果を出してくれるだろうか。

 

 

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