効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

台風襲来

台風が日本列島の太平洋岸に沿って移動するという最悪のコースを辿りながら上陸した。それから離れて位置する奈良市内でも、轟々と風がうなり、強い雨が断続的に降っている。今年何度も水害が襲った奈良県南部や和歌山県で再び大きな水害が起きないか心配だ。
この台風の通過領域には風力発電太陽光発電が沢山ある。風力発電はある強さ以上の風が吹くと発電をやめて風を逃がすようになっている。しかし、ただ風の強さだけではなく、強くなったり弱くなったりする変動が大きいことも、翼や支柱にはストレスをかける。この台風で被害がでないだろうか。太陽光発電についても風で飛ばされることはある。また、飛来物がある時には防ぎようがない。いまメガソーラーが予想以上の規模で設置がされているが、風の被害に遭うものがないことを願っている。いま建設中のものなどは弱いかもしれない。完成されているメガソーラーの場合、飛来物があっても全部のパネルがやられることはないから発電は継続できるが、被害を受けたパネルは修理が済むまでその部分を切り離すから出力が落ちる。小水力発電は天候の影響を受けないと云われるが、河川の増水には弱いところもあるだろう。自然現象による被害に対して保険もかかっているだろうが、発電事業に大きなマイナスとなる。このような被害について報じられることは殆どないが、今回の台風にからんでどこかが情報を提供してくれないだろうか。