効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

東電の料金値上げ

今日から東京電力が、家庭用、中小業務用向けの電気料金を上げることになった。この分野は自由化されておらず、経産省の認可が必要なのだが、燃料費の高騰ということで認められたものだ。値上げ率は平均8.46%。電気の月間使用量によってこの率は多少変わるとはいえ、みんな電気消費を抑えようと懸命になるだろう。だが、こうすればこれだけ電気代が下がるというのを見えるようにするのはかなり難しい。Daily Yomiuriに出ていたある主婦のやっていることは、ご飯を作り置きする量を減らして冷凍保存をしないようにしたそうだ。冷凍にすると解凍に電子レンジを使うので電気消費量が大きいということからだ。あまったご飯は冷蔵庫に入れて保存するという。冷やご飯を温めるのには電気オーブンを使うのだろうが、実感できるほど電気代が下がるだろうか。あるコンビニでは各店舗の電気消費量を遠隔からデータ収集して、各店の比較をして管理するのを強化するらしい。各電気機器に全部センサーが取り付けられているとしても、そのデータを比較しなければ有効な手立てを見つけるのは難しいだろう。前年の情報がなければますます比較は難しくなる。
家庭用にしろ業務用にしろ、実際に有効は電力消費削減法を見つけたときには、その情報をネットで一般にも知らせるような工夫が必要かもしれない。いずれ間もなく他の電力会社の料金も上がるだろうから、全国で有効な電力消費削減法を共有すれば、一件一件の削減量は少なくても、それを実施する件数が増えれば意味のある電力消費削減になる。このような目的のウエブサイトはまだないのだろうか。こちらが知らないだけかもしれないが。