効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

米国の干ばつ

シカゴからのロイター情報に拠れば、いま米国が50年来の大干ばつに見舞われ、農産物、特にトウモロコシが酷い状況になっているらしい。2007年、8年にあったような市場状況になるかもしれないということだが、世界市場はもっと深刻な状況になるかもしれない。世界的な食糧危機に襲われる可能性がある。トウモロコシだけでなく小麦も大変。日本にとっても食料に輸入が確保できない状況も予想される。世界で農産物輸出禁止になるかもしれないからだ。価格も大幅アップとなる。米国ではトウモロコシでバイオ燃料を大量に作っているから、その供給が大幅に減り、事業者の倒産もあるだろうし、ガソリン価格も上がるだろう。食用農産物でバイオ燃料を作ることに批判が高かったのだが、食料供給への影響もさることながら、エネルギー市場への影響も大きいだろうと思う。また、日本にとってトウモロコシは大豆の輸入が止まる可能性もある。お金を出しても買えない事態になるかもしれない。もしこれが地球温暖化の影響だとすると、今年に止まらない問題となるのかもしれない。