効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

電気自動車からの給電

いよいよ始まった。日産自動車は30日、電気自動車(EV)「リーフ」にためた電気を家庭に供給できるシステム「LEAF to Home」を6月中旬から販売すると発表した。電力料金の低い夜間にリーフに充電した電力を、昼間に自宅に供給することで、電気料金の節約やピークタイム時の節電につなげることが可能という。停電時や災害など非常時のバックアップ電源としても活用できる。リーフのバッテリーからニチコン製の電力制御装置「EVパワーステーション」を通して自宅の分電盤に接続する仕組みになっている。充電用に自動車についているコネクターを利用できるのだろう。経済産業省の充電器等に対する補助金が適用された場合で、購入者の負担額は33万円(基本工事費込み)程度となる見込みだということで、案外安いなという感じがする。リーフに搭載している蓄電池(容量24キロワット時)の場合、一般家庭なら約2日分の電力をまかなえるし、最大出力は6キロワットということだから、家電製品なら何でも同時使用ができるだろう。これがもう少し一般化すれば、お隣と共有したり、電力会社の系統に逆流させて収益をあげることもできるはず。ただし、それには少なくともスマートメーターの設置が必要とはなるが。この商品化も、電力不足という現実があったからこれほど早期にできたのだと思う。いままでは可能性としてだけ論じられていたし、電力会社の姿勢もはっきりしていなかった。海外でこのようなアプリケーションが商品化しているかどうか、一度調べてみよう。
今日の室温は22度。冬ならば設定温度を下げようとしたくらいのところだが、自分には何となく薄寒い感じなのは不思議だ。人間の感覚はやはり相対的なところがあるのだろう。