来年四月から始まる小口の電力需要家向けの自由化に対応する電気料金を発表した。まず東京ガスは24日、2016年4月の電力小売り全面自由化に向けた総合エネルギーサービスプランを発表した。年間4700キロワット時を使う標準的な家庭では、東ガスのガスと電気をセットで買うことで、電気代が今よりも年間4千〜5千円安くなる。インターネットやポイント、生活周りのサービスも全てまとめて契約すると、年間2万円以上得になるとしている。16年1月4日午前9時から受け付けを始める。ついで大阪ガスは25日、来年4月に始める家庭向け電力小売りの料金を発表した。ガスとのセット割引を用意する。2年間の長期契約を結べば割引幅を拡大する。セット割引で2年契約を結べば、標準的な家族世帯(月の電力使用量が370キロワット時)で関西電力より最大5%(年約6200円)安くなる。家庭用燃料電池「エネファーム」を導入する世帯への特別料金も用意した。初年度に20万世帯への電力供給を目指す。この内容だけでは個別の消費者がどれほど得をするかわかりにくい。これから詳細な案内が送られるだろうが、セット販売というのは理解しにくいだろう