効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

ソフトバンクと太陽光発電

ソフトバンクが、全国にメガソーラーを設置する計画を推進しているが、その内5.6MW分を韓国のメーカーから調達することになったようだ。この規模であれば、1〜2カ所のものだろうが、日本メーカーのパネルより中国製ほどではないだろうが、価格は安いはずだ。まだ正式決定ではないにしろ、固定価格買取制度で太陽光発電については、メガソーラーからの電力はkWhあたり42円で買い取るから、韓国製を安く調達できればかなりの収益性があると想定される。まず事業として成立することが重要だから、これはこれで納得する。だが、これからの課題は、各地域のメガソーラーからの収益が地元にも落ちるように事業を運営して欲しい。利益を全てソフトバンクのある東京に吸い上げてしまうことのないようにして欲しいのだ。地元に新たな企業を設立することでも良いだろう。エネルギーの地産地消が言われているが、逆に発電した電力を、地元の電力会社だけにではなく、違った電力会社の区域にある組織体に売ることも積極的に考えて欲しい。それによって電力会社が系統の安定運用を新たに考えるきっかけになるだろう。また、他の分散型電源と連携して、太陽光発電の不規則な出力変動を抑制安定化するような制御システム開発もしてほしいものだ。これまでは国の補助で開発されてきたものだが、十分な収益が確保できるなら、ぜひ自前でこのシステム開発も進めて欲しいと希望する。