効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

千葉商大、学内の消費電力自前で全量確保 

千葉商科大学(千葉県市川市)は学内の消費電力と同じ量を自前で発電できる体制をつくろうとしている。野田市内に保有する太陽光発電所の能力を増強し、電源を確保し、教室の照明も消費電力の少ない発光ダイオード(LED)に切り替えるのがその方策だそうだ。2018年度に電力の消費量と発電量を均衡させるほか、20年度にはガスを含むエネルギー消費量全体を発電能力の枠内に収めることを目指している。太陽光発電の発電能力は2.45メガワット。年間発電量は市川キャンパスで使用する電力量の77%(14年度)に相当する。メガソーラーの電力は東京電力に販売しているが、発電量と消費量を同量にすることで計算上は外部の電力に頼らずに済む体制を整えようとしている。17年度中にメガソーラーのパネルを増設し、発電能力を17%高める一方、教室や図書館、体育館の照明を来年3月までにLEDに切り替える計画。学内の約1千カ所に温度などを測るセンサーを設置し、電力の消費状況をきめ細かくチェックする。18年度にはメガソーラーの発電量と市川キャンパスの消費電力を均衡させる一方、空調設備の燃料に使うガスの使用量を節約したり、太陽熱を利用した温水機器を導入したりし、20年度にはエネルギー消費量全体も発電量の枠内に収まるようにする方針だという。蓄電池を使うという内容がなかったのだが、いわばどんぶり勘定でネットゼロエネルギーを実現するものだ。蓄電池を使うと売電が少なくなるために収益性が落ちるのだろう。これを報じた記事によれば、消費電力の多い理系学部を持たないこともこの実現を可能にしているようだ。キャンパスはデータも蓄積されているから、このようなエネルギーゼロに向けた動きは拡がるだろう。