効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

今日も外出

午後、大阪駅前にあるヒルトンホテルで岩谷産業が開催した「水素エネルギーフォーラム」に出席。再生可能エネルギーを活用した「水素インフラ整備」が主題。300年ほどの参加者があるのに驚いたが、それだけ水素経済の将来について関心が高まっているのだろう。4人の人が特別講演をしたが、横浜国立大学の特任教授太田健一郎氏の話から、いろいろ教えて貰った。地球環境での物質循環についてで、人間活動が炭素と水の循環を狂わせて、エントロピーを増大させているということだった。炭素が大気中に滞留する平均期間が5年、水のそれが10日というのを始めて知ったし、水の存在量は炭素の7万倍、水の大気からの移動量は炭素の3,300倍というのも勉強になった。そして、水素エネルギーと化石エネルギーの環境負荷係数について、地球が0.036で、これが自然状態の数字だが、日本はそれが0.86、東京都区部は35,000というのも面白かったし、また空恐ろしくもあった。日本はエネルギー効率が高いというのも、再考しなくてはなるまい。RITEの山地憲治氏が水素利用にについて説明した中に、昨日ここで述べてコメントをいただいたロータリーエンジンが入っていて、また復活するかなと思った。水素の役割をあらためて考えてみることにしよう。