効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

我が家の燃料電池

このブログを始めたのが、4年前に700ワットの出力を持つ固体高分子型家庭用燃料電池が我が家に取り付けられたのを記念してのことだった。NEDOの実証試験だったから、自分で購入したものではない。そのテストは1年で終わり、それから1 年して一昨年に同じ出力の固体酸化物電解質型家庭用燃料電池が同様な実証試験として取り付けられた。実証試験というのはどのようなトラブルが起きるかを見るためだから、機器が止まったりを始めとしたトラブルが起きる度に、試験の委託を受けていた大阪ガスから何度もチェックに来ていた。時には家の配電盤までチェックすることもあったから、家内にはいやがられていた。掃除をしなくてはならないし、在宅していなければならなかったからだ。
固体高分子型については、すでにエネファームとして商品化されている。自宅に設置された燃料電池のデータも多少は役に立ったのかも知れないが、着実に販売数を増やしている。いま稼働中の固体酸化物のものは、中核となる電池本体がセラミックであるために、作動温度が6〜700度くらいと高く、熱の変動に弱い。これを克服するのが最大の課題だと理解している。これが取り付けられたときには、一年の稼動に堪えられるかなと内心思っていたが、なんと来月で2年になろうとしている。だが周辺部品にはトラブルがちょくちょく起きてはいて、今日も大阪ガスの担当者が来訪した。稼動のデータが無線で送られているのだが、そのデータを送る通信機器に何かのトラブルが起きたのだった。燃料電池は屋外に設置されているから、今日のように寒いときには気の毒な作業だ。それほど長く掛からずに部品の取り替えが済んだのは良かったと思う。この燃料電池がこれからどのくらい稼動をするか、このタイプのものの商品化にも影響するだろう。3〜4年は稼動を続けてほしいと願っている。