効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

固体酸化物型燃料電池が来た

次世代燃料電池と言われている固体酸化物電解質燃料電池で家庭用規模700ワットのユニットが我が家に今日設置された。大きなトラックで運ばれてきたが、本体は前に設置されていた固体高分子電解質燃料電池750ワットのものよりかなり小さくなっている。発電ユニットとその排熱を利用して温水を作り貯めておき、排熱が不足するときにはガスの瞬間湯沸かし器で補い、また暖房用の温水を出す縦型の給湯器が別についている。いま取り付けられている給湯暖房機は取り外すので、台所や浴室にある操作端末も取り替えなければならない。我が家は浴室に暖房はしていないし、台所も今日は暖房していなかったので寒い中で作業をする人には気の毒だった。取り付け部分が傷まないように手際よく処置をしてくれたが、作業手順は見事なもの。分電盤に電流センサーを取り付け、こちらが仕事をしている間に新しい給湯器の稼働テストも済ませて作業を終えたのが夕方4時頃。燃料電池も一応の作動テストは済ませたが、関西電力による系統連系の確認検査が終わらないと本格稼働はできない。当初の予定では明日に検査があるはずだったのだが、関西電力の都合が急に悪くなって来週か再来週に確認検査があるということになった。どうも最近太陽光発電の取り付けが増えているために、系統連系の検査量が多く、検査員が不足しているためらしい。そのため1〜2週間、我が家の発電機は待機を余儀なくされている。
写真で分かるように、トヨタ、アイシン、京セラ、大阪ガスが共同開発をしたもの。トラブルなしに稼働してほしいが、まだNEDOによる実証試験対象だということは、まだ残っている問題点解消のために試験するのだから、ある程度は覚悟しなくてはなるまい。