効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

今年も終わる

2011年の最後の日。今年は、自分が多少たりとも関わっているエネルギー業界が大きく転換する年だった。それも電力供給事業だけではなく、ガス体エネルギー事業、IT事業、これらと密接な関係のあるメーカー、消費者などをも包括したものが大きく変化しようとしている。しかし、その行く手がどのようになるかは全くクリアーになっていない。まさに過渡期だと思う。これが日本社会に与える影響は、明治維新や太平洋戦争での敗北に匹敵する、あるいはそれより大きくなる可能性があると言われる。直近の問題として、来年の6月に全ての原子力発電所が稼動しなくなるのか、あるいは、何とか稼動を再開させようとする力が優越するのか。その結果次第によっては、来年も過渡期のまま過ぎていくことになるかもしれない。震災からの復興、国の財政の立て直し、低迷する経済への下支え、国際政治・経済での日本のあり方もそれにオーバーラップする。日本国民全体の意思統一ができなければならないのだが、それに向けた施策についてリーダシップを担うのは誰なのかも全く見えない。日本社会全体が津波に襲われたような感じがする。
自分自身についても、思いも掛けない病になって長期入院を余儀なくされた。優れた医師に助けられて何とか日常生活に戻ることができたとは言え、来年にどうなるかは予測ができない状況だ。これも将に過渡期だが、助けられた命を何とか永続させて、何か社会に還元できるものを作り出せる年にできるよう努力したいと思う。2012年は、何かの部分で暗闇を脱することができたと思える年になってほしい。少なからず大げさな言い方になるが、それに向けた努力を具体的にできるよう、健康も含めて自らを鼓舞したい。
基本的には個人的な日誌であるこのページに、これまでお付き合いくださった皆様にお礼を申し上げるとともに、良い年を迎えられるよう祈念している。