効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

屋根設置の太陽光発電

いま2〜30分ほどの散歩を日課にしています。息切れがしないような速度で、かつあまり遅くならないように歩くのですが、久しぶりに見るご近所の屋根に新しい太陽光発電のパネルがあるのに気がつきました。09年から始まった、自宅で消費しきれない余剰電力を電力会社が高く買い取る制度に加えて、一時中断されていた設置時の補助金が復活したことから、今年は設置量が大きく伸びて、確か前年比3割増しくらいになっているのですから、この住宅地で増えたのも頷けます。今年の終わりで総設置規模の伸びが世界のそれに追いつけるかどうかは分かりませんが。
カリフォルニアで、屋根に載せる太陽光発電を促進する「ソーラー付きの屋根を100万件にする」法律が2007年に制定され、2016年までに300万キロワットにしようとする目標になっています。現時点での普及が、それを達成しそうな勢いで進展しているというレポートが出ています。現時点でカリフォルニア州全体の建物に設置された規模が100万キロワットを超えたそうです。全米で見ると太陽光発電の伸びに疑問を出す意見も多いのですが、カリフォルニア州に限って言えば、年に40%の伸びを示していると報告されているのです。日本と同じ余剰電力買取制度が行われています。国立再生可能エネルギー研究所の推計では、同州の屋根に8千万キロワットを設置することができるそうですから、これからどのような歩みをするか、そして他の州でも同様なことが行われるのか、眺めてみたいと思っています。