効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

埋蔵自家発へのコメント

昨日埋蔵自家発について書いたことに、HNTさんがコメントをつけてくれた。そこから抜粋すると、「エコウイルのエンジンであれば多分、原価は2〜3万円程度でしょう。出力は1kWしかありませんが、1000万世帯に普及すれば大変な発電量になります。それを13時〜16時の間運転し、電力は系統に逆潮させればピークカットに多いに役立つはずです。3時間程度の運転であれば、真夏でも排熱は給湯で完全に利用することが出来るので無駄がありません。」ということだ。確かにそのとおり。ただ1000万台設置となれば、メーカーは本腰を入れて生産体制を構築しなければならないので、明確な指針が必要だろう。
いまエンジン発電のエコウイルも燃料電池エネファームもその効率の良さから政府の補助金が出ている。エネファーム補助金がすでに底をついているそうだ。注文が殺到しているが、燃料電池補助金は一基につき100万円を超えるので、補助金の予算を使ってしまうと、ガス会社が肩代わりしてさらに販売するという訳にはいかない額となる。政府が補正を組んで継続するのは現在の国会を見ていると難しかろう。電力供給能力を増強する当面の策として、電力会社が補助金を半分負担し、同じ公益事業としてガス会社も半分を負担して応援するなどできない相談だろうか。そして、自家消費の電力が定格出力より少なければ、夏の午後であれば系統に逆流することができるようにして、その時にはメーターを逆回転させて電力売買価格を同じにすればよい。
ただ、エコウイルやエネファームについて、来年販売するものには、停電しても稼動できるモデルも準備することが市場から求められるだろう。当然価格は上がるが、それを購入する消費者は多いように思う。規格を新しく設定すれば新しい市場が生まれるのではないか。電力会社は渋い顔をするだろうが、世界で広く行われている方式だから、受け入れてはどうかしら。