効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

美浜原発の稼動延長

関西電力は来年7月に運転開始から40年を迎える美浜原発2号機(福井県美浜町、50万キロワット)について、40年を超えて運転を続けるための報告書を7月中に国に提出する方針を固めたと報じられている。美浜1号機が昨年11月に国内2例目の40年超運転に入っている。1号機については最長50年まで運転を続け、将来は新炉に置き換える方針だ。
この方針で進むことが関電にとって長い目で見て良いことかどうか、極めて疑問がある。いまもっと新しい原発でも、定期検査の後の再開に抵抗が強いのに、設計寿命が30〜40年といわれている原発を、いまの時点で稼動延長を申請するのは、他の原発の再稼働にも悪い影響を与えるのではないか。国の政策判断を待つとして1年ほど猶予期間を置く方が良かったと思う。ドイツが古い原発について逆の判断をしている現実があるのだから、地震というドイツではあまりない評価要素がある日本で、いま延長を申請する神経が疑われる。
一昨日関電のホームページで出ている電気予報のグラフが見えないと書いた。バージョンアップしたブラウザーをいじくり回していたら、やっと見えるようになった。この前は東電のものだけしか見えなかったのはなぜだろう。僕だけのことであれば、申し訳ない表現をしたのだが、東電と違ったホームページの構成を取っているのであるとすれば、電力需要の変動を追いかけるグラフを見ることの出来ない人は多いかもしれない。
今日は歯医者で抜歯した。麻酔がまださめずはれぼったいし、夕食に酒も飲めないと思うと気が滅入る。