効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

風力発電導入

今日午後三時から、参議院議員会館で自然エネルギー導入促進議員連盟の議員さんたちに三〇分の話をし、あと質疑があって四時過ぎまで、日本へ風力発電を大量導入するには何が鍵となるかについて持論を述べてきた。多くの委員会が併行して行われているので出席者は一〇人少しくらいだったが、皆さん熱心だった。
こちらが主張したのは、日本全体で系統管理ができるようにしなければ、発送電分離をしても効果がないこと、北海道と本州の間の直流連系を増強すること、北海道から少なくとも東京まで直流幹線を新設することなどだった。
その話をする準備として、北海道で風力発電を推進している友人に現況を尋ねたら、北の方に良く風が吹くのに、北海道電力の系統が細いために、プロジェクトを受け入れてもらえないということだった。そして、その地域には旧国鉄の線路が廃線になっていて、自治体が管理しているが、そこに高圧直流を埋設できればいくらでも風力発電は入るということだった。ここから来ている議員にとっては魅力的な話になるかもしれない。だが、ここで大量の発電がされると結局余ってしまうから、どうしても北本連系線を増強することが先決となる。ここの計画作りをしながら、荒廃しかかっている東北に新規の風力発電プロジェクトを立ち上げることで地域振興ができないかと思うようになっている。話したことがどのように政策として出てくるか分からないが、予算が何かの形でついてほしいなと思っている。