効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

光ネット通信の消費電力を100分の1に

光ネットがインターネット通信の主流になり、通信量が増えればそれだけそれを処理する設備が消費する電力は増える。それが積み重なって、中継装置の電力消費は日本の総発電量の約1%に達しており、通信需要が拡大すると将来、節電のためにネット通信が制約される可能性もあるという。そこへ、総務省所管の独立行政法人情報通信研究機構は、インターネットで通信する際の電力消費を大幅に減らす技術を開発したというニュースが入ってきた。膨大な通信データを中継する装置の電力消費を現在と比べ約100分の1に減らせるという。10分の一というのであれば、なるほどと思うのだが、100分の一というと最初見間違いかと思った。技術開発というのはまだまだ進むのだなと感じる。よくこれで限界といわれたものが、また大きく変身することもあるのだ。
通信需要は拡大しており、2020年には消費電力が100倍に増えるとの試算もある。これからの日本が直面するかもしれない電力事情を考慮すると、通信需要の拡大に比例して電力需要が増えるのは許容できないという問題を解決することにもなる。これは世界に向けて誇れるものだろう。年内にも回線事業者と実験に取り組み採用を呼びかけるということだが、世界標準としての採用も働きかけるべきだと思う。