友人に東亜電気工業の社長がいる。途上国で電気がまだ来ていないところに太陽電池や蓄電池でできたシステムを販売する仕事もしている。これは儲かる商売ではないが、社会貢献だといって頑張っている。その彼が、今度の東日本大震災の被災者支援として、太陽電池とＬＥＤ、蓄電池を組み合わして、照明と携帯電話の充電ができるシステムを寄付するために、巧妙な方式を考え出した。通常15,000円ほどするものを、9,000円寄付としてこの会社に送ると1基を現地に、もう1基を寄付者に届けるというものだ。
これを説明したメールをあちこちに転送したら、多くの方から申し込んでいただいた。予想以上に申し込みがあって、在庫がなくなり、急遽海外向けのものを取り寄せたとのこと。どうも4,000基近くを被災地に送ったようだ。沢山のお礼がきているとのこと。それを聞いて寄付をした自分も嬉しかった。しばらく動向が分からなかったために、友人から様子を聞かれたりして心配もしたが、結果良し。昨日現物が自宅に届いた。みんな現物を手に入れたことだろう。彼はかなり自分のお金をつぎこんだようだ。
写真を二枚。一つは点灯する時のもの。もう一つはトップにある太陽電池を開いたもの。
