効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

池にあった太陽電池と小型風車

所属する市民テニスクラブで長年指導をしてもらい、また家族も含めてかわいがっていただいた長老が1月に亡くなられていた。その長老を偲ぶ会が近くの菖蒲池駅近くの料亭で開かれた。我々のテニスクラブからだけではなく、長老が活躍した大学時代のテニス部の仲間、あるいは、名の通ったテニスクラブのメンバーなども集まって、50人くらいの会合になった。初めてあった人たちも多かったので、必ずしも全員で故人を巡る話ができた訳ではなかったが、長老のご長男が出席しておられて、久々の邂逅となった。息子たちが小さいときにテニスコートで遊んでもらった人で、覚えてもらっていたのは嬉しかった。
その会場から、駅の名前のとおりのあやめ池が見渡せた。もともとここには遊園地があったのだが、経営が行き詰まって取り壊し、大学のキャンパスやマンションなどが建設された。駅を降りてからも昔との変わりようにとまどっていた。しかし、ローラーコースターが撤去された池の雰囲気は前よりもよくなっていた。その池の真ん中に太陽電池でできた筏があるのに気がついた。筏のすぐそばには噴水が勢いよく水を噴き上げていたが、太陽電池からの電力でポンプを回していたのだろう。良く晴れていたからか、それとも蓄電池に十分電気が貯まっていたからか分からないが、噴水の水を池から吹き出すことで空気と混ぜるエアレーションをしているのだ。対岸にあるマンションからよく見えるから、マンションの価値もあがるだろうと思って池を渡る橋の方に目をやると、そのたもとに小さな風力発電機が勢いよく回っている。そういえば風もよく吹いていた。偲ぶ会が終わってからクラブの人と一緒に橋を渡って見に行った。風切り音がしないこのタイプの風車がこれほど回転しているのを見たのは初めて。愉快な気分となっていた。これからは自然エネルギーの時代になるなと思ってマンションを振り返ると、屋上面積の半分くらいにも太陽電池パネルが貼り付けてあった。