効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

シリコンを使った蓄エネルギー

南オーストラリアに1414 degreesという会社があり、株式上場することになった。この社名は摂氏1414度というシリコンの溶融温度からとられたとのこと。この会社はシリコンを使って大量の熱を蓄え、それで蒸気タービンを回して発電し、周辺に熱も供給するらしい。会社の説明によると、リチウムイオン電池の10分の一のコストで蓄電できると言うが、その原理がよく分からない。太陽の熱でシリコンを溶かして保存するのだろうが、これまでにそのようなシステムの話を聞いたことがない。だが、200MWhの容量で40MWの電力供給が出来るとのこと。これに400トンのシリコンを使うということだから、それを溶融するのはどういう方法で行われるのだろうか。いま急速に再エネ発電を拡大させている南オーストラリア州にあることによって成立するプロジェクトかも知れないが、サウジアラビアの砂漠地帯などにも利用可能かも知れない。太陽熱で溶融塩を溶かして蓄熱し、後でその高温熱で高圧水蒸気を発生させてタービン発電するという方式が実用化されているのだが、それよりもコストが安くなるのだろうか。最近様々な蓄電方式が発表されているが、最終生き残るのはどの方式だろうか。
今日は久しぶりの好天になったので、テニスコートに足を運んだ。連休だからかプレーしている人は思ったより少なかったが、不足している運動量を少しでも補えただろう。