効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

原発が大変

今朝大塚の近くのホテルでテレビを見ていたら、福島原発のトラブルが予想していた以上に深刻である可能性を伝えていた。朝食の時に同席していた宿泊客から山手線がまだ動いていないと聞いたので、ゆっくりと支度をしてホテルをチェックアウト。その時点で山手線は内回りだけが動き始めていた。駅ではなかなか来ない電車を待って、やった到着したのはすし詰めの状況。しかし後続の電車はいつ来るか分からないので、昔の経験を生かして何とか入り口にスペースを作って乗車した。池袋まで一駅行き、丸ノ内線で東京へ。奇跡的に大阪方面への新幹線は定時に走っていた。11時過ぎの列車は満席だが何とか自由席で座れたのは幸い。まだ明るい内に帰宅できた。
すぐニュースを見ると、福島原発はますます事態が悪化していた。そしてついに規模は分からないが爆発が起きたという報道。4基ある原発の一基にある建屋が骨格だけになっている。放射能を帯びたガスか水蒸気が大量に外部へ放出された可能性がある。自分は原発自体にネガティブな姿勢をとってはいるが、現在稼動している設備については安全な運転をさせてほしいと願っていただけに、残念である。これで日本に原発を新規に設置することは不可能に近くなっただろう。また、停まった原発は新潟にある東電の原発も含めて当分再稼働することはないだろう。火力発電所も停まっているものが多いし、水力発電所も停まっているとのこと。東電はここ当面の電力供給にも需給バランスをとれなくなる可能性がある。日本の経済活動が集積している関東で輪番停電を計画的に行う必要が出るかもしれない。現時点で関西電力中部電力には発電余力があるとしても、周波数変換設備の容量が120万キロワットしかないから、応援したくても融通するのは極めて難しい。東電と周波数が同じの東北電力が支援できるとはいえ、事業規模が小さいために融通する余力には限界がある。大変な事態になりそうだ。