効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

地震

東京で今日午後2時半ごろから、講演を依頼されていたところの控え室で話をしていたら、足元がむずむずした。同時にその部屋にいた全員が腰を浮かした。壁にかかっている表彰状などの額縁が揺れ動き、一つ二つと落下するb。おさまるかと思うとすぐ次が来る。奈良で阪神淡路大震災のときに経験した揺れよりも長い。講演を始めるすぐ前から、テレビニュースで被害の状況が入ってくる。結局話を大きく短縮して終了したが、主催者側は地震の被害をもろに受ける側の事業だから、こちらも一緒になって状況を把握しようとしていた。途中退席した人が帰ってきた。交通機関が全部止まっているからだ。
家で心配しているかもと思って携帯で電話してもまったく通じない。ニュースで知ったのだろう、オーストラリアにいる長男からもメールが入っているのが携帯で確認はできた。家からも確認のメール。何とかメールだけは使えたから最小の連絡はとれたが、東北の皆さんは停電でもあるし実に不安な状況だろう。テレビニュースを見ると、人身被害だけでも神戸淡路大震災の時を上回るのではないかと心配だ。停電が広範にあると報じられている。通信も途絶している。今後の推移は予測しにくいが、人身被害と経済被害をあわせると、想像を大きく超えるダメージが日本に与えられてと考えられる。
発電所で停止しているところが多い。原発も何基か止まっている。原発の場合再稼動に入るには時間がかかるだろう。何か重要部分に損傷があれば、その安全の検証に数ヶ月はかかるだろう。その内に電力需要が増える夏に入る。これを乗り切るには大口だけでなく家庭にも電気機器の使用を控えるように依頼しなければならない事態にもなりかねない。
明日新幹線が動かなければ奈良に帰ることはできない。その時にはどうしようか。