効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

大型蓄電池とキャパシター

今日も東京ビッグサイトへ出かけて、午前中はもっぱら蓄電池のコーナーを見て回った。いまホテルで見ると、万歩計は13,000。よく歩いたものだ。蓄電池はリチウムイオン電池の展示が圧倒的だったが、前から関心があった高容量のリチウムイオン電気二重層キャパシターの展示があったところでいろいろ教えて貰った。鉛蓄電池などと組み合わせると、据え置き型のアプリケーションであれば、かなりリチウムイオン電池のアプリケーションと同じレベルになるはずだと聞いてみたら、その通りだが、そのアプリケーションを具体的に実施してくれるケースが少ないので、量産するまでにならないので価格が下がりにくく、売れないと言うことだった。どうしてだろう。
高性能の鉛蓄電池の展示のところでも説明を受けた。鉛蓄電池も性能は大きく改善しているのに、鉛は劣るというイメージが先行してなかなか利用が進まないそうだ。しかし、風力発電などの出力変動を問題なく吸収するとのことで、蓄電池コストが設備に占めるコスト比率を考慮すると、もっと鉛蓄電池が使えないだろうか。さらには、日本で風力発電設備に蓄電池をつけるのが次第に当然になってきているが、欧米では蓄電池に頼ろうとはしていない。系統制御でまだカバーしている。日本は電力系統があまりに精緻にできすぎているために、それを壊さないようすぐに蓄電池を使うよう電力会社が要求するのだと思う。日本の将来を考えると本当にそれで良いのだろうか。