効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

スマートハウス・フェアー

今日午後から、大阪ガスが開催したスマートハウス・フェアーへ出かけた。ガス事業が考えるスマートハウスは必ず熱の有効利用が組み込まれているという点に大いなる興味があった。こちらから誘いをかけて、東京から一人(dSpace社)、大阪から一人(東亜電機)が来てくれ、3人での参加。3日間の会期で、今日が最後だったが、結構人出があった。特にお願いして大阪ガスのスタッフに説明をお願いしたので、技術的にも行き届いた理解ができた。
まず、スマートハウスの概念説明を、一軒の家を舞台として演劇風に説明してくれたが、スマートハウスというよりも、燃料電池太陽電池、蓄電池の組み合わせで、太陽電池からの電力をできるだけ売電できるように制御するという、ガス会社がいま売り込んでいるダブル発電の説明が中心だった。そこで案内のスタッフから、関西における太陽電池の売り上げのシェアーのトップが大阪ガスだと聞いた。その営業力には驚かされる。その次のコーナーで、住宅でのエネルギー消費がどのように行われているかを「見える化」するシステムとその表示端末を見ることができた。テレビ画面やパソコンでグラフ化された画像が出てくる。エネルギーを効率良く使っているかの分析をしてくれて、アドバイスまでしてくれる。ここまでのソフトを開発済みで、間もなく商品として出すこともできるそうだから、大阪商人の素早さを見せられた感じ。ただ、データは全て大阪ガスにオンラインで送られて処理される。このシステムを使うユーザー数が大きくなると、住宅内でもデータ処理することで通信・データ処理の負荷を下げなくてはならないのではないかと感じた。
興味をひいたのは、熱発電素子。エネルギー変換効率が3%の半導体。温度差で発電するゼーベック素子ではなく、熱自体で発電する。給湯器のバーナーが点火しているときに、その熱で発電させ、ファンのモーターなどに使えるようにするもの。まだ商品化までに至ってはいないが、これから大化けするのではないかと思う。