効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

Zig Bee

普通には聞き慣れない単語だ。これは950MHzとかGHz帯の弱い電波を使って近距離通信を行う一つの方式を示すものだ。これから本格的なアプリケーションが展開されようとしているスマートホーム、スマートシティーなどに不可欠なエネルギー情報をスマートメーターやエネルギー機器、エネルギー情報のディスプレーシステムなどとやりとりするのに必要となるものだが、方式についてどれが良いかが世界的に議論されていて、Zig Beeは最右翼と目される通信方式だ。
今日六本木でこれに関するセミナーが開催されたのに出席した。1時開始に少し遅れ体森ビルの会場に着いたら、殆ど席がなく、補助席しかなかった。m無料だからとはいえ、全部で400人ほどは集まっていたようなのは凄い。それだけスマートエネルギー関連の業界の関心が高いということが分かる。話の内容自体はほとんど自分としては把握しているものだった。しかし、その利用方法について断片的にはなるほどというものもあって、これからスマートグリッドの展開を具体的に考えていくときに参考になりそうだ。
このような通信電波が家庭内に常時流れることに対して、携帯電話の普及初期に脳に障害が出る可能性があるといわれたのと同じ恐怖を持つ人があって、米国で通信機能を持っているスマートメーターを自分の家に取り付けてほしくないとして反対する家庭もあって、州によっては取付をオプションにしようというところが出るかもしれないといわれている。
メーカーさんのプレゼンを聞いていると、日本では政府の推進とか電力会社の取り込みなどがないために、日本での普及にはユーザーのエネルギーコスト削減需要にしか市場を拡大する力がないために苦労するだろうなと感じた。杞憂であれば良いのだが。