効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

インテリジェント・LED照明

先週デンバーで参加したE Source(www.esource.com )会議の展示コーナーで、LED照明の面白いシステムを見る機会があった。すでに日本でも商品化されているのだろうとは思うが、カタログを貰ってきて今日あらためて眺めてみた。倉庫の照明システムの説明があったのだが、天井に設置されたLED照明装置は調光が可能になっていて、全体のシステムがLEDを経由して通信できるようになっている。LEDシステムはモーションセンサーや照度センサーなどとリンクされていて、必要な時にのみ必要な明るさで点灯するようになっている。そして、一日の作業計画に従って予め照度をどのように管理するかをコンピュータで制御する。
作業をする場所は毎日変わるので、その作業情報に従って必要な場所の照度を制御する。広い天井に取り付けられている照明器具同士が情報を交換し、媒介している。その全体をコンピュータが管理しているのだ。群管理と言われるソフトなのだろう。これによって一日の計画に従った大まかな照明調光が行われているが、本来作業があるはずでも、そこへ作業員が入ってこなければ点灯しないようになっている。無駄な照明を極力使わないように工夫されている。大きな倉庫などでは、高圧ナトリウム照明がこれまで使われているが、これをLEDに代えるだけで電力消費は半分以下になる。それに加えて必要なところにのみ必要な照度の照明を行うように制御されるために、長期にわたるとおそらく電力消費は10分の一程度に下がるだろう。一日の計画に入っていない時に人の動きをセンサーが捉えると、侵入警報をLEDの通信機能で伝達できるはずだ。LEDが半導体で、光の高速度点滅で通信させる手法はこれからいろいろな利用がされるだろうという印象を受けた。その会社のURLはwww.DigitalLumens.com