効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

生協が宅配燃料をBDFに

昨日書いた日記で買い物に行ったのは奈良生協のお店だった。歩いて20分くらいだから適当な散歩になる。散歩というより速歩だけれど。
全国の生協がバイオディーゼル燃料(BDF)を使った宅配車両を本格的に導入すると報道されている。1都7県の生協で構成するコープネット事業連合さいたま市)はBDFを100%使う宅配車を2012年までに現在の約7倍の1千台に増やす。コープさっぽろ(札幌市)でも年内に300台に増やす。生協は総菜の調理場で出る大量の廃油の有効活用にもつなげる。以前にコープならでBDFを使っているのを見学させて貰ったことがある。いつもこの燃料で宅配をしている人は、普通のディーゼルオイルと全く変わらないと言っておられた。コープの場合、調理されたものを商品として出していて、毎日定量の天ぷら廃油が出てくる。これをBDFにするから、収拾コストが最低に抑えられることが鍵となる。そして、確かこの燃料には税金が免除されるから、トータルコストとしては引き合うはずだ。
食品チェーンで同じ事業環境にあるところは多いはず。自社の配送チャネルに廃油の回収を乗せれば大きなコストにはならないだろう。BDFはディーゼル車特有の微粒子が排気ガスに出やすいと聞いたこともあるから、その対応コストが問題になるかもしれない。だが、廃油はいずれにしろゴミ処理をしなくてはならないのだから、有価物に転換できるのなら奨励策を地方自治体が考えても良いはず。コープならでは、お客さんが廃油を引き取って欲しいという要請もあるそうだ。しかし、品質の安定性を確保するために敢えて受け取ることはしていないという。この辺りが難しいところだ。京都のどこかで、家庭の廃油を回収してBDFにしているところもあると聞くから、何か良い方策が考えられないかなと思う。
5月24日と31日に書いた日記にコメントが入って、重力発電が実用化されているということだ。風力発電ではない。これが何か、原理も難しそうだが、誰かにこれがどんな物か、そして、実用化のレベルを教えて貰おうと思っている。