効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

メキシコ湾の原油流出依然続く

BPはメキシコ湾の海底油田からの原油流出阻止に向けて新しい方法を試みるということだ。それは、泥状の物質を油井パイプに押し込んで原油の流出を押さえ込み、その後でセメントを押し込んでパイプを塞いでしまうというもの。1500メートルの海底でパイプに泥を押し込む作業がどれほど正確にできるのだろうか。いままでにこのような作業をしたことがないそうで、成功の確率は60〜70%だとしている。
一方、オバマ大統領は26日、カリフォルニア州フリーモント市で演説し、メキシコ湾での原油流出事故に触れて「代替エネルギーの必要性が高まっている」と述べたと報じられている。太陽電池や自動車向け高性能電池の開発を強化する必要があると指摘。現在は自動車向け高性能電池に占める米国製のシェアが2%以下だが「今後5年で40%に引き上げる」と改めて強調したという。トヨタ自動車シリコンバレーテスラモーターズと提携するし、日産自動車も米国市場へ積極的に進出しようとしている。電気自動車はガソリンを消費しないから、中長期的には米国の石油消費を大きく引き下げることになる。米国政府の優遇策も新たに導入される可能性もある。
ともあれメキシコ湾の原油流出を阻止できなければ、大きな環境汚染を起こすことは間違いない。ここに日本の深海探索船が潜ることはできないだろうか。深海船でも1500メートルは無理だろうか。潜水さえできれば人の目で確認しながら作業はできるはず。人工腕をもっているから、パイプの閉鎖用具を取り付けるのはできるだろう。米国もこの種の船は持っているはず。早急な対応が必要だ。