効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

電気自動車がタクシーに

プリウスがタクシーに使われているのを見たときにも若干の驚きをもってみたものだ。しかし、電気自動車もタクシーに使われ始めている。今日のニュースに出ていたのは、米国のベンチャー、ベタープレースが作ったもので、電池を搭載したままで充電するのではなく、交換する方式のものだという。タクシー大手の日本交通が共同でこの26日から実証運用を開始している。一定区域だけを走るものにはこの交換方式の方が良いのかもしれない。ゆっくり充電したものをスペアーとして保管しておけば良いのだから、電池の寿命や品質維持から見ても良いのではないだろうか。記事によると、このEVタクシーの位置やバッテリー残量・温度などをリアルタイムで把握できるというから面白い。
日産がGEと蓄電池技術の共同開発をするということも今日の新聞に出ている。自動車用の蓄電池はまだ開発途上だということなのだ。だから、交換式にしたとしても、自動車メーカーが特性の異なる、あるいは取付方法や管理方法が異なる設計の蓄電池が使われるので、交換方式のメリットを発揮できるのは同一メーカーの車でしか実現できない。いまの状況からすると、どうしても充電ステーションがないと長距離は走れない。ここ当面は長距離を走るのは従来型かハイブリッドに頼るのだろう。ハイブリッドであれば燃費は良くなるからそれでよかろう。この間ここで書いたシェアリングで短距離の利用をするのを普及させるのが一番良いのかもしれない。