効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

小水力発電をカーボンオフセット認証

 環境省は5日、系統電力の代替として小水力発電の電力を使うことで削減できる二酸化炭素(CO2)排出量をカーボンオフセットのクレジットとして認証するための基準案を公表した。環境省が創設したオフセット・クレジット(J―VER)制度の対象プロジェクトに小水力を追加するために策定した。対象とする設備規模を1万キロワット以下に設定。これまで採算性の面から事業化が難しかった1千キロワット〜1万キロワットのプロジェクトに経済的インセンティブを付与できるようにし、事業化を促進する考え。J―VER制度は、温暖化削減事業を自主的に実施した企業、自治体に対し、クレジットを発行。クレジットの売買により、売り手は売却資金で事業の実施費用を、買い手は自らが排出した温暖化ガスを埋め合わせることができる仕組み。環境省が08年11月に創設した。
ここまでが報道記事のコピーだが、1000キロワットまでの小水力は新エネルギーとして扱われて国の補助が得られるので、当然カーボンオフセット認証の対象になっていると思っていたのだが、そうではなかったのだ。また1万キロワットを上限としているが、ダムを造っての水力発電ではなく、流水を妨げないのを対象にするためだろうか。全部の水力発電を対象にすると、電力会社が保有する大水力発電も対象になってしまう。しかし、別の報道で見た、東京電力が日光で建設した240キロワットの小水力発電などはどうなるのだろう。これには1000キロワット以下の小水力はRPS法の対象設備になるとしている。これはいずれ1万キロワットに拡大されるのだろうか。どうもよく分からない。