効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

日立製作所デザイン本部の「経験価値」

今日一日興味ある会合に出席し、そこで日立製作所デザイン本部が作った「経験価値」を構成する21の要素を教えて貰った。それは小さな冊子になっていて、「嬉しさの21章」という表紙になっていて、その意味を具体的に説明する事例も示している。
それは、1美しいものを見る 2しっくりくるものに出会う 3気持ちよい感覚を得る 4所有する 5占有できる 6稀である 7予想外である 8期待する 9達成感を見る 10思い通りに進行する 11余裕がある 12能力がある 13勝利する 14気が利いている 15ちょっとした贅沢をする 16人の役に立つ 17よい思い出を呼び覚まされる 18安心できる 19属する 20非日常の体験をする 21わかりあう  となっている。
たとえば、美しいものを見る、には、水平線に沈む夕日。空と海の光のグラデーションに心が洗われる情景。2のしっくりくる、は履きなれたたシューズでジョギング。足になじんで体が軽い。なるほど、だ。5の占有は何だろう。出張の新幹線。たまたま空いた隣の席に心身共にリラックスとある。本当にそうだ。いま奈良へ帰る新幹線でこれを書いているが、横の2つの席が空いていて何の気兼ねもなくパソコンに向かうことができる。このような小さな喜びに価値があるということを常に考えながらデザインの仕事をしておられるようだ。ユーザーの持つ価値を共有するのは難しいことだろうが、それを分解して見ればこのような要素になるということか。面白い着想だと感心した。
久しぶりにN700系の車両に乗ったのを幸い、無線LANを有効に利用した。これはちょっとした贅沢をするに該当するだろうか。