効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

Sustainability(持続可能性)

今日は昼前から大阪へでかけた。Sustainability(持続可能性)について2030年後の社会を見据えながら持続可能な社会とは何かを検討するグループに入らないかと誘われて、その打ち合わせに行ったのだ。ここ数日と違って比較的暖かく、コートを着ない人も見かけるほどだった。電車の中でも持続可能性とは何かを考え続けていたが、どうも確たるアイデアは出てこない。この言葉が使われるのは環境と経済とエネルギーについて、相互の関連する要素をまとめながら、経済を成長させながらエネルギーの消費も抑制し、地域や地球の環境を悪化させないようにするにはどうすれば良いかを論じるときだ。しかし、マクロな意味でのSustainabilityは、あまりに対象が大きすぎて抽象論になりがちとなる。だからもっとも小さな単位である個人とその一つの単位の集まりである家族が、時代時代で受け入れられる平均的幸せ感を維持できるようにするにはどうするかとまず考えてみることから始まるのかなと思う。家族が幾つか集まって近隣ができ、その集積が地域、あるいはコミュニティーになるが、そのような人間集団が、それぞれに求める内容は異なっているかも知れないが、充実した生活を維持できるには何が重要かということになるだろう。現代社会では自給自足はまず不可能であるので、外部から何かを供給するネットワークが必要だし、その役割を担う重要なものが企業である。その企業が社会の持続可能性を推進する役割を果たすとすれば、どのような活動をすることが求められるのだろうか。そして、企業にしろ人間にしろ、活動をすれば必ずエネルギーを消費する。となると、持続可能な地球資源の利用ができるような制約条件の中でのエネルギー消費が可能なのかどうかも考えなくてはならない。おそらくあちらを立てればこちらが立たないことがほとんどだろうから、もっとも重要な条件を達成させるために、重要性の低いものを犠牲にせざるを得ないこともあるだろう。その時にいったい重要とは何かということが論じられなければならない。自分、地域、国、世界のレベルで見ると、重要性の判断要素は大きく異なるはずだ。それをどのように集約するか、それが可能なのかをこれから議論することになるが、ここに正解はないだろう。まーそれ位で仕方がないか、というような結論になるのかも知れない。