効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

JALが会社更生法適用申請

日本航空グループ3社の負債総額は2兆3221億円となり、事業会社として戦後最大の経営破綻になる。何とか立ち直って貰いたいと思う。昔米国にPan American航空がナショナルフラグとして飛んでいた。自分が米国留学したときも、まだ幼かった子どもたちをニューヨーク州にいる家族に合流させるために使った航空会社もPanAmだった。これがその後経営破綻して、いまではこの会社名は存在しない。世界の航空会社間の競争は激烈で、各国のナショナルフラグの多くが赤字を抱えている。その間を格安航空会社が勢力を伸ばしている。今のような経済不況が続けば、企業が使う航空路線でもビジネスクラスを使う人の数はどんどん減るだろう。席の広さや食事の充実が評価されるとしても、皆同じ飛行機で離陸し到着するのだから、移動目的だけを考えれば機内サービスのレベルを評価する基準が変わっているのだろう。
これまで海外に行くのにはほとんどJALを使っている。しかし、コストを抑えるためにエコノミーの最低の運賃で行く。有り難いのは、昔よくJALを使っていたためにグローバルメンバーになっているお陰で、空港でラウンジが使えることだ。今回の更正法適用でここのサービスも大きく切り下げられるだろう。しかし、こちらにとって有り難いのは、静かな部屋で乗り継ぎなどの時間に仕事ができるということだ。飲み物などが無料で頂けるというサービスがなくなって有料になっても良い。静かな空間を確保するサービスだけはなくしないようにしてほしい。そして、JALならではの新しいサービスや特徴を創りだしてほしい。望めるならば、環境負荷を下げるような方式でありながら乗客の快適性を上げるようなアイデアを盛り込んでほしい。機能を下げないようにしながら環境負荷を下げることはやり方次第で可能だろう。それには投資も必要だろうが、それによって乗客の心に今までとは異なった満足感を与えることができれば、その投資は活きて乗客を取り戻せるかも知れない。JALよ頑張れ。