効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

トヨタのプラグインハイブリッド自動車

トヨタ自動車がフランクフルトでこれから発売予定のプリウスプラグインハイブリッド自動車のコンセプトモデルを発表するそうだ。それによるとフル充電してあれば20キロメートルは蓄電池からの電気だけで走行できるとのこと。年末から法人向けに日米欧で約500台販売するというが、値段はどのくらいになるのだろう。補助金はどれくらい出るのだろうか。いままでのプリウス・ハイブリッドにはニッケル水素電池を搭載していたのを、リチウムイオン電池に切り替えている。体積や重量あたりの電池容量からするとどうしてもリチウムイオン電池でなければならなかったのだろう。しかし、安全性の観点でまだ十分ではないと言われることもあるリチウムイオン電池を使ったのは、トヨタとすればかなりリスクを覚悟しているのではなかろうか。もし何かの事故があって回収するようなことになれば、大きくイメージを落とすことになる。
家庭用の100ボルト電源では約3時間で充電が完了するとのこと。電気自動車でいわれているほど時間はかからないとしても、やはり3時間は短いとは言えない。もともとカリフォルニア州トヨタに対してプラグインハイブリッド自動車の実用化を強く求めたと聞く。20キロメートルが電気で走れる限界だとしても、自分の場合ほとんどこの範囲内で納まる。自宅から連れ合いの運転手として奈良市内の中心部まで往復しても何とか電気だけで間に合うだろう。間に合わなくてもガソリンエンジンのハイブリッドモードで走れるから、安心感はある。行った先で普通のコンセントから充電できるのかどうか知りたいところだ。充電する電気代だけ払ったら充電させて貰えるだろうからだ。
電気自動車とプラグインハイブリッド自動車。どちらが高いシェアを持つようになるだろう。欧米ではプラグインだろうな。価格にもよるが日本は多分電気自動車だろう。走行距離が全体に短いからだ。来年の実績を見るのが楽しみだ。