効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

若者のビジネスアイデア

客員をしている関西学院大学総合政策学部で毎年11月に行われるビジネスアイデアのコンペに向けて、学生が知恵を絞っている。それを中間段階で内容を聞かせて貰ってアドバイスする日に当たっていて、梅田キャンパスへ出かけた。海外から人を呼び寄せて地域を活性化させようという趣旨のものについて5組の企画を、3人のアドバイザーがコメントし留意点を指摘する。まだ本番まで2ヶ月あるので煮詰まっていないのが殆どだが、結構着想が面白いものがあるし、すぐ本当の事業になりそうなものもあった。内容を具体的に述べるのは今の段階では控えざるを得ないが、大学がこのような具体的な目標を設定して事業プランを作らせるという試みは面白い。もうこれで5回ほど中間コンサルに立ち会っただろうか。この中間段階では抽象的なアイデアだけだったのが、こちらの指摘を受けて大きく変わって驚かされることもある。
プレゼンテーションのやり方次第で印象も大きく変わるが、どれにしても学生が悩むのは売上や経費をどう見て将来性のある事業だという説得ができるかだろう。経営学部や商学部の学生ではないから、財務諸表らしきものを作るのは初めてだ。それを最後には整合性のあるものに仕上げなくてはならない。このように実業との関わりを持たせたプロジェクトに関わって議論をして計画を作り上げるのは学生にとって良い経験になるだろう。特徴のある地域を特定し、その特徴を生かした事業を考える作業は、正解がないものに解を出すのだから、アドバイザーも一緒になって何とかものにしてほしいと、厳しいつっこみをする。今日の結果が11月初旬にこれが良いプランとなってくれるだろうと楽しみだ。
このプログラムを推進する学生も苦労している。期日までにプランを提出させ、我々との連絡をとって調整しながら中間コンサルの時間調整をして進行役をする。これも学生生活の中で紆余畏敬軒になるだろう。いずれにしろ、今日は学生のエネルギーに触れることができて楽しかった。