効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

情報機器の記録媒体

パソコンや映像機器でデータを保存する記録媒体の世代交代が進んでいるのは確かだ。以前に自分のパソコンのハードディスクがトラブルに遭って、フラッシュメモリーに早く変わらないかと書いたことがある。ところが、すでにPCにハードディスクの代わりにSSDという半導体モリーを搭載したものが幾つも市場に出回るようになった。まだ容量が少し小さいのが不満だが、来年にはおそらくSSDの値段は半減するのではないか。
日立マクセル三菱化学はMO(光磁気ディスク)から撤退した。日立製作所は超小型ハードディスク駆動装置の生産を中止した。大容量で高精細映像を記録できるブルーレイ・ディスク(BD)や小型メモリーカードに需要がシフトしているからだ。ここで心配なのは、いままでMOを記憶媒体に使っていた人は、それを新世代の記録媒体に移管しないと、いま使っている機器が壊れると資料を取り出すことができなくなるおそれがある。昔自分の結婚式を友人が8ミリ撮影機で撮ってくれた。そのフィルムはまだ手許に残っているが、それを再生する映写機がないし、それをDVDなどに置きかえようとすると恐ろしくコストがかかる。フロッピーディスクも同じ運命を辿ろうとしている。これは暫く再生をしないと磁気面が損傷して再生できなくなることもある。まだフロッピーを資料保存に使っている人もあるが、再生できなくなったときの救済は非常に難しいだろう。
技術進歩は激しいから仕方がないとはいえ、既存のメディアとのインタフェースも維持できるような方策がどこでも安く使えるようにしてほしいものだ。昔のLPレコードの再生ができなくなるといわれていたが、まだLPプレイヤーも商品としてあるようだから、自宅の古いレコードプレイヤーが壊れても多少は安心だ。しかし、カセットテープはどうだろうか。電車の中でまだカセットプレイヤーを使っている人をたまに見かけるが、もう少しするとフラッシュメモリー録音再生機に取って代わられるだろう。大型コンピュータシステムに使われてきた磁気テープはまだ使われているのだろうか。