効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■ノルウェーの肥料メーカー、オーストラリアでアンモニア製造

脱炭素化に向け、発電にアンモニアを活用する動きが加速している。肥料世界大手、ヤラ・インターナショナル社(ノルウェー)は2023年にオーストラリアで再生可能エネルギーを使ってアンモニアを製造し、日本の火力発電所向けの燃料需要を開拓すると報じられている。アンモニアは燃焼速度が遅いために、燃焼をうまく制御しなければならないが、この周辺技術は日本でも開発が進められている。アンモニアは燃焼時に二酸化炭素(CO2)が出ない。代替燃料として活用し、カーボンゼロに貢献する。

東京電力ホールディングスと中部電力が折半出資するJERAが24年度から碧南火力発電所(愛知県)で石炭の20%をアンモニアに転換する計画で、ヤラもJERAへの供給を想定しているとみられる。発電コストは2割増えるが、石炭火力からの炭酸ガス排出量が2割減る。40年代にはアンモニアだけを使った発電を目指す。

アンモニアは生産・輸送技術も確立され、発電所も含めて既存インフラを使える。水素より扱いやすくトータルの発電コストは低い。政府は30年にアンモニア需要が現在の約3倍の年300万トンに増えると見込む。

ヤラ社はオーストラリアの太陽光発電で水素を作り、窒素と反応させ、再生エネでつくる「グリーンアンモニア」を23年から試験生産する。需要を見て製造規模を拡張する意向のようだ。

アンモニアは、昔から冷凍機の熱媒体として利用されている。従って、流通網は既にできているし、液化しやすく、漏れても水素のような危険性はないから、世界的な流通網を作るのにもさほどの難しさはないだろう。アンモニアだけで作動するタービンの開発も進んでいるようだから、ゼロカーボンに向けた燃料として期待される。

 

 

 

 

 

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