効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

フロッピーディスク

ソニーフロッピーディスクの生産を打ち切ることにしたと今日の新聞で報道されている。ソニーは国内で約7割のシェアを持つ最大手。最近は電子メールやUSBメモリーなど新たなデータ交換手段が普及し、需要が最盛期の15分の1まで急減していたという。自分から見ると、よく大手のソニーがここまで持ちこたえたなと思うくらいだ。なにしろ、フロッピーが使えるPCはもう店頭にはないのだから。
フロッピーディスクが出るまでは、磁気テープを記録に使っていた時代がある。フロッピーが出たときには驚嘆したものだった。まだ多くの人がフロッピーディスクにデータを残しているだろう。ただ、このメディアの信頼性は低かった。読み取り不能となって困ったことは再々だった。容量も最近の媒体に比べておそろしく小さいので、これを今使っている人がいること自体信じられないくらいだ。ただ、使う人がいるから生産していたのだろう。何か特殊な分野で使っているだろうか。海外の途上国でも使わないのではないか。
自分もフロッピーディスクの読み取り装置はまだキープしている。何かの時に必要だと思っているからだ。これだけでなく、テレビの録音テープも危ない。DVDにどんどん置き換わっている。しかし、我が家ではまだテープ方式だ。来年になってアナログテレビがなくなると録画ができなくなるのかもしれないが、過去に録画してものを見るのには古くなっても動いてくれなくては困る。いろいろな電子媒体に入っているコンテンツをどのようにして新しい媒体に移し替えるのか、これは大問題となる。テレビ放送会社の倉庫には膨大なアナログ画像があるはず。これを再生する機械も壊れたら修理もできない可能性がある。我々の結婚式を友人が8ミリカメラで撮影してくれた。そのフィルムは大切に保存してあるが、見ることはできない。この変換をしようと思ったがとんでもない費用がかかることを知ってあきらめた。いまではそれすら不可能だろう。
情報の保存は難しい。文化の継承も至難の技だとも思う。