効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

ホンダも電気自動車

夕方散歩していたら、いつもならシオカラトンボが飛んでいるところでヤンマが数匹飛んでいるのに出くわした。久しぶりにヤンマを見て、糸の両端に小さな石を結びつけて空中に放り投げ、虫と間違えたヤンマが追いかけて糸にからんで落ちてくるのを捕まえた子ども時代を思い出した。それが雌ならそれを糸に結んで丸く円を描いて振り回すと、雄のヤンマがやってきたものだった。コーモリも沢山飛んでいる。虫が沢山いるということ。農薬を使わなくなっているからだろう。
ところで、ホンダ自動車も電気自動車(EV)を来年に米国で発売するということだ。ハイブリッド自動車燃料電池自動車だけでいくという戦略かと思っていたのだが、新聞によるとカリフォルニアが2010年から排気ガスゼロの自動車を増やすことを大手メーカーに義務づけたことから、その戦略では無理になったようだ。これで世界の自動車メーカー大手が手がけるようになった。EVが本格的に使われる時代が意外に早く来るのかもしれない。そうなるかどうかは、リチウムイオン電池の性能の向上と同時に価格が下がるかどうかにかかっている。EVの普及が加速されれば、電池の量産効果も出て価格が下がるだろう。資源としてのリチウムには当面量的な問題がないようだ。リサイクル技術はできあがっているから、回収コストさえ問題なければうまく循環するだろう。
EVが大型乗用車に使われるのは当面ないだろうから、ライフスタイルとして通勤やショッピングなどの常用は小型のEV、長距離を行くにはハイブリッドや従来型の大型乗用車をレンタルで使うというのが定着するかもしれない。米国で高速鉄道があちこちで建設されそうな気配だから、この国の乗用車依存比率が下がるかもしれない。中国やインドでEVが普及するかだが、おそらく政府施策として促進策をとるだろう。電池メーカーの育成にも力を入れるに違いない。電池技術の進歩も予想を上回って早いかもしれない。かもしれないばかりだが、本当にEVは化けるかもしれない。