効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■EV電池、レアメタル再利用

EVが普及すると、蓄電池は数年で容量が落ちて使いにくくなるために、交換される。この電池にはいわゆるレアメタル(稀少金属)が使用されていて、そのまま捨ててしまうと勿体ない。

それに対応して住友金属鉱山が電気自動車(EV)用の電池に含まれるレアメタルの再利用を始める。コバルトやリチウムで、鉱石からの抽出と同等の品質、コストを実現する世界初の技術を確立した。希少資源は争奪戦の激化が懸念される。中国が高いシェアを持つ品目もあり、経済安全保障の観点でも重要になる。EV電池の安定生産に向けて、希少資源が国内で循環する流れを確保する。鉱石から作るのとコストが同程度だとすると、貴重な技術となる。

報道によると、V用電池で主流のリチウムイオン電池は、正極材と呼ぶ主要部材の一つにコバルトやリチウム、ニッケルなどのレアメタルを使う。EV向け需要により、価格は上昇基調が続く。リチウム価格は1年で2倍以上になり、現在は1キログラム30ドル弱(約3400円)。コバルトは8割上昇し、1トン6万ドル程度で推移している。

住友鉱山は銅の製錬ノウハウを生かし、調達した車載電池を砕いた電池粉を加熱して、銅とニッケル、コバルト、リチウムを低コストで取り出す世界初の技術を確立した。酸素濃度や温度を調整することなどにより目的の金属を選び出す。リチウムは不純物と一緒に分離されてしまうが化学処理によって効率よく取り出せるらしい。

一般にEV用電池は10年使うと容量が7割程度にまで下がり、交換が必要となる。自動車向けは定置用の蓄電池などにリユースされるため、廃電池が出回るのは時間がかかり、「再活用が本格化するのは35年以降ではないか」(非鉄幹部)との見方がある。住友鉱山は当面、少量の電池粉を専門業者などから回収し、取り出したレアメタルを自社で生産する正極材に活用する。先行投資により、廃電池が浸透する段階で市場を握る戦略を描いている。順調に事業が拡大することを期待したい。

 

 

 

 

 

 

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