効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

米国電力事業のオンサイト太陽光発電

7月30日に九州電力がオンサイト太陽光発電のテストを計画していると書いた。今日来た米国からの情報によると、米国の大手電力会社が家庭や工場、学校などの屋根を借りて太陽光発電をまとめて1万キロワットになるような規模で太陽光発電設備を自社施工し、自社の発電設備として運用するケースがあちこちで始まっているようだ。これは2020年度RPSを20%にするなどの目標を達成するために余儀なく行っている側面もあるが、コストが自社設置することによって安くできるからでもあるようだ。計画は規制当局の認可を受けているために、そのコストをかなりの部分電気料金に繰り入れることができる。屋根を貸すところは賃貸料を電力会社から貰えるし、太陽光発電で発電した電力を使うことができる。その電気料金がいくらになるかなどまだよく分からない部分もあるが、少なくとも屋根貸しで得をするようになっている。
このように合計すると大規模だが、個別には小さな分散型発電となるものがあちこちで始まったのは、自社の系統に入れて出力変動がどのようになるかを調べようとしているのでもあるらしい。このような実験の成果を日本のメガソーラー建設運転によって得られたデータと交換できれば面白いと思う。しかし、送配電系統の構造や電力事業組織の構造が違うので難しいかもしれない。
今日は台風後最初の快晴日。そして、孫たちという台風も今日午後に東京へ帰って、一息ついている。月曜の夕方からの5日間、いつも夜遅くに食事をすることを余儀なくされたので連れ合いの身体を心配したが、何とか乗り切って、楽しかった子どもたちとのふれ合いが余韻として残っている。中学一年の孫は、来週学校の野球部の合宿なので、今日を宿題に取り組む日に宛てて朝から懸命だった。その真剣な表情も心に温もりとして残っている。