効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

電気自動車用急速充電器がSCに

電気新聞が報ずるところによると、静岡県磐田市に先月25日オープンした「ららぽーと磐田」に、大型商業施設としては第2号の電気自動車(EV)用急速充電器が設置された。同店は三井不動産が東海地方で初めて開発した商業施設で、買い物や飲食店舗のほか映画館なども入居している。スマートインターチェンジ(ETC専用のインターチェンジ)に隣接し、東名高速道路からのアクセスも容易にした。大型商業施設ではイオンが昨年10月、埼玉県越谷市の施設に急速充電器を導入している。
新エネルギー設備として、風力発電太陽光発電も導入。ヤマハ製の電動アシスト自転車50台に充電してレンタルも行うという。急速充電器については「将来のEV利用増加を見込んだ」(三井不動産)との位置づけ。EVの個人向け販売は来年4月以降ということもあって、本格的な活用はもう少し先になりそう。電気自動車がまだ販売されてもいないのに、個人が利用するショッピングセンターに急速充電器を設置してもほとんど利用はされないだろうから、イメージ向上が目的だろう。おそらくここの業務用に電気自動車を複数台導入するだろうから、利用がまったくないわけではないだろうが、イメージ投資がここまで来たかという気がする。
電動アシスト自転車のレンタルというのは面白い。これを利用した人の何人かはこの自転車の購入に向かうのではないか。この自転車の電池の充電は太陽電池風力発電からの電気で行いますと宣伝すれば、それだけで話題性もある。このほうが宣伝効果としては大きいのではないだろうか。これに位置情報がわかるような仕掛けをしておけば、お客の動きをトレースできるかもしれないし、盗難予防にもなる。このシステムがどのように運営されるのかまた機会があれば調べてみたい。