効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

市民出資の風力発電建設プロジェクト

今日午後から大阪市内、難波で石川県輪島市で進行中の風力発電建設プロジェクトの説明会があったので出かけた。これは、1基2000キロワットのものを10基で2万キロワットの発電設備を建設するにあたり、政府補助や銀行融資に加えて、市民からの出資をつのって建設資金に充てようとするものだ。これに自分が出資できるほどの甲斐性はないが、このプロジェクトの中心になっている人が長年の友人で、いつもは北海道にいて滅多に会う機会がないのが、このプロジェクトの説明に出てくるというので足を運んだというわけだ。
昔北海道に彼を中心にした市民グループが一基の建設をしたころには、市民出資で2万キロワットを建設できるようになるとは考えられなかった。それだけ市民出資の風力発電が運用面、出資に対する配当などで堅実な実績を残してきたからこそ、今回のような大きな計画が実現できるようになったのだ。素晴らしいことだ。
友人が社長をしている株式会社自然エネルギー市民ファンドが信託出資を募集している。石川県輪島市門前に風車が建設されるが、この事業主体は能登コミュニティーウインドパワー(株)で管理・運営委託先はこれも友人が社長をしている(株)市民風力発電となっている。信託商品名はアースウインド2009。建設運営管理は自分で行うが、出資などの管理運営はトランスバリュー信託株式会社に委託する形をとっている。総事業費は約48億円。そのうち募集総額は全体が28億5千万円で一口が50万円。10年間の信託期間のものが半分で、予定配当率は2.0%、残り半分の18年半の信託期間のものは3.6%。これに出資すると風車の根元に設置する銘板に出資者や関連の人の名前を入れることができる。お孫さんの名前などを入れる人が多いそうだ。この信託は解約、譲渡などはできないという条件。相続はできる。
市民出資の第一号は2001年に北海道浜頓別で稼働を開始した「はまかぜちゃん」。以来、青森、秋田、北海道石狩市、千葉、茨城と広がっている。以前自分が紹介したときには、あっという間に売り切れて、間に合わなかった人もいたが、今回もそれくらいの人気になってほしいものだ。8月31日が締め切り。
http://www.greenfund.jp/ で内容は分かる。