効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

電気自動車にコメントをいただいて

招かれざる人からコメントをいただいた。
『かなり昔カーデザイナーをしていた頃、D社ではいち早くバッテリーカーを試作をしていたがその車両を運転したことがあった、その出足は鋭く静かだったことが印象的ではあったがー床下のバッテリーの大きさと重さはどうにも実用とは程遠い感じがしたー課題はバッテリーのみに集約されていたことを思うとそれから40年ほどの歳月が経ってやっと実用にこぎつけたことを思うと感慨深いものを感ずる。リチュウムイオン電池の規格統一が出来ないかーが次の課題のように思うがどうでしょう?日産が発表した薄いタイプの電池が標準になればーと思うのですがーー。日産はスタンドで電池交換をするシステムらしいがーーーこれも規格化のメリットでもあるかと思いますがーーー今後の各メーカーのせめぎ合いが続きそうですね』
リチウムイオン電池はまだ開発途上の製品だと認識している。最近確か東芝だったと思うが、1分半で充電を完了できるものを開発している。これが標準的なものとして他社でも量産されれば、電池を交換するステーションは必要性が少なくなる。現時点ではメーカー各社のリチウムイオンの特性は同じではなく、バッテリーの充放電にあたっての制御方式もかなり違うはず。これが何かの形で標準化されなければ、電池交換方式は難しいのではなかろうか。電池交換方式にするとすれば、標準化された電池を全国に配置しなくてはならないから、当初の投資額は膨大なものとなるだろう。それが可能か。現在国レベルの補助策で設置が始まった充電ステーションも交換電池の充電に使えるから無駄にはならないが、電池のロジスティックも新たに考えなくてはならない。ともかくここしばらくは百家争鳴となるのだろう。
今日の新聞に韓国でi-Podの電池が充電中に爆発したと出ていた。これはリチウムイオン電池のはず。まずはこのようなことが絶対に起きない電池でなくてはならない。新しく発売されたトヨタハイブリッド自動車はまだニッケル水素電池を使っている。間もなく発売されるはずのプラグインハイブリッド自動車にはどのタイプの電池が使われるだろうか。