効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

中国から水銀も

ここ1ヶ月ほど、中国から飛んでくる黄砂がひどい。屋根のないスペースに置いてある我が家の車はあっという間に細かい砂に覆われてしまう。この砂は単なる砂粒ではなく、酸性物質を含んでいるから車の表面を浸食する可能性もある。前面の窓ガラスに小さな粒がくっついて軽く拭いたくらいでは落ちないほどくっついている。小さな凸凹の傷になるのではないかと心配で、この間雑巾で丹念に落としたが、これが日本列島全体に落ちるのだから地層形成にもつながるかもしれない。
今日の新聞に、日本に水銀が飛来していると出ている。必ずしも特定できないが、中国の発電所が使う石炭の排ガス中に含まれている可能性が高いという。それほど心配するほどの濃度にはまだなっていないようだが、動向を見守る必要がある。中国本土では、主力発電設備である石炭火力発電所からの硫黄酸化物や窒素酸化物だけでなく、この水銀の排出も問題になっているという。米国でも最近石炭火力発電所の建設反対の理由にこの水銀があることも増えていると聞く。米国では水銀に神経質になっているようで、蛍光灯が壊れたり、寿命が来てリサイクルするときに、この水銀の取扱が電力業界でも問題になっている。家庭の電力消費を抑えるために電力会社が小型電球型蛍光灯を無料で配布することがあるのだが、消費者がこの水銀を理由にして無料でも受け取りを断ることが増えているからだ。壊れたときの扱いを書いたパンフレットを配ったりしてもいるとも聞いている。
水俣病の経験を持つ日本では、案外このように身近にある水銀に鈍感であるように見える。しかし、中国から飛来する水銀が問題になり始めると、蛍光灯の処分が同様な取扱をされるかもしれない。そしてそれが一つの理由で水銀には無関係のLEDへのシフトが進む可能性があるかもしれない。
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固定価格買取制度推進のロゴを今日も出してみる。