効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

ハードディスクに代わるメモリーディスク

現在パソコンの主メモリーはハードディスである。昔から見ると急速にメモリー密度が上がって小型化し、価格も下がった。しかし、薄い板を高速回転させて、その表面に塗布した磁気メモリーにデジタルデータを書き込んだり読み出したりすることに代わりはないために、機械的な故障は避けがたいものがある。ノート型などは持ち運びのショックでディスク表面を傷つけたりすることもある。ここが故障すると、バックアップをとっていないと、折角苦労して作った資料が消えてしまったり、いろいろなソフトが全部使えなくなってします。だいたい3年を超えるとトラブルがあると覚悟した方が良さそうだ。
前にもこの部分を半導体モリーに置き換えることができないかという希望をここで述べたこともある。技術的には可能なのだが、価格が禁止的に高くなるのが避けにくかった。しかし、アップルの製品や最近流行の小型PCに、半導体モリーが使われ始めたのを見て、間もなくかと期待していたところ、東が数日前にこの半導体であるフラッシュメモリーを商品として発売することを発表した。量産によって価格を大きく引き下げて、ディスクと競争できるものにする見通しが立ったようだ。来年にはこれを搭載したノート型パソコンが各社から製品として出されるとすると、多少の高さであれば我慢して買いたいと思う。従来のHDDに比べて耐衝撃性が約3倍高く、重量は約3分の一、消費電力が低く、データの読み出しが速いというから、願ったり叶ったりだ。いままで、ディスクのトラブルで何回泣かされたことか。デスクトップでも同じことだが、振動の点でどうしてもノート型に問題が出やすい。このトラブルから逃れられる魅力を失わせないような価格で市場に登場するのを期待している。これが増えればパソコンの消費電力も減るから温暖化対応にも貢献する。ただ容量をいまのHDDくらいに大きくするのには時間がかかりそうだ。
もう一つ期待しているのが、WiFi、公衆高速無線LANの開始だ。どうしても東京に基地局が多くできるだろうが、アクセスの自由度が飛躍的に高まって、しかもデータ転送速度が飛躍的に高まりそうだから、いつも持ち歩いているPCがすでに5年に入ることを考えると、もしWiFi受信回路が内蔵されているものが登場すれば更新する良い機会になるかもしれない。新幹線の車内で無線LANが使えるようになるのも来春からだから、これも使ってみたいものだ。
師走に入って時間が経つのがますます早くなったと感じるこの頃だが、来年にはこのような楽しみが待っていると思うと、早く新しい年がきてほしいという感じもある。