効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

水冷媒の放射空調

昨日、日記をアプロートしようとしたら、システムメンテ中ということで、拒絶されました。
では後でと思ってビールを飲んだら忘れてしまったのです。ですから一日日記が抜けてしまいました。
せっかく之まで毎日書いてきたのにと思うとしゃくですが、しかたがありません。はてなさん、しっかりしてよ。
今日の記事は昨日準備したものではありません。
それはまたいつか。

冷房というとどこかから冷風が吹き出すというのが普通になっています。風が身体の熱を奪いますし、汗が蒸発するときにも熱を奪いますから、この方式は理にかなっているのですが、それが快適かというと、場所によっては風が強すぎたり、まったく風の当たらないところがあったりして、どうしても不均一になります。
20年以上も前のことですが、ヨーロッパの会議に出ているレセプションで、天井に冷房配管をしてやると快適な冷房ができると聞いて、日本で空調のエンジニアに話して一笑に付されました。天井に置くと当然結露するのでその水処理が難しいし、そのような空調に馴染みがないから商品にならないということでした。
ところが、最近天井に冷水を通したパネルを貼り付けて、その冷熱輻射を使って部屋全体の温度を下げる方式を採用したビルができたと報道されていました。室温より数度低い温度の水を回してやると、そこからの輻射は均等に床面に向かって放射されるので、頭寒足熱という快適の基本にもかなっていて良いとのことです。冷房時期になると情勢が一斉に膝掛けをして足許の寒さを防ごうとしますが、天井冷水方式だと、机の下に入る脚の部分には冷放射が届きませんから、冷え性の女性は歓迎するかもしれません。結露が起きるのかどうかは書いてなかったのですが、温度差は大きくなくても良いということですから、結露の問題は少ないのかもしれません。
暖房は輻射式が一番良いのです。その意味で床暖房は理想的です。日本の暖房がほとんどエアコンとして暖風を送る方式なのですが、これは身体の周りに空気の流れが強くなって体感温度が下がります。温風をダクトで送る方式が多いのはビル暖房や米国の暖房に多いのですが、冷房は冷風を送るのが良いとされていました。しかし、それを再考する必要があるかもしれません。