効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

我が家の燃料電池

我が家に1キロワット級燃料電池が設置されてから1年以上になった。設置をきっかけにしてこの日記を書き始めたのだが、今日で404回目という数字が出ている。 新エネルギー財団による実証試験だから、トラブルが続くのではないかと心配していたが、これまでに中核部分で重要な役割を果たす純水にからむ部分の不具合が原因で数回停止しただけで、その原因除去が今年に入って行われてからは順調に稼働を続けている。
キッチンに稼働状況を示す表示器があるのは、最初に稼働を始めた頃に写真を付けて見て貰った。順調に稼働しているときにいつも気になるのが、貯湯層にどの位お湯が貯まっているかを示すグラフ表示である。十分貯まっていないときに浴槽にお湯を張ろうとすると、もう少し待つ方がエネルギー効率を上げることができますよというような警告も出してくれる。急ぐときにはこれを無視してお湯張りをするが、何となく後ろめたい感じになってしまう。このところ暖かくなってきたために、代わりにシャワーで済ますことによって、回収した熱だけで身体を洗えるようにすることもある。
あるボタンを押すと、上手な運転をしていますね、などとおだてるような表示が出るようにもなっている。もっと効率的な運転に配慮しなさいと指示されたことはないが、燃料電池が供給しているエネルギーの使い方をいつも計算しているのだと思うと、やはり無駄が出ないように気を使う結果となっている。変なものが取り付けられたといっていた連れ合いも、最近ではお湯の貯まり方を気にするようになっている。それに合わせてお皿を洗ったりしているようだ。お湯が貯まっていないのにお湯を多く使うと、回収した排熱ではなく、ガス瞬間湯沸かし器で作ったお湯を使うことになってしまう。湯沸かし器の効率も悪くないのではあるが、せっかく回収した熱を使ってやる方が、燃料電池システムとすれば効率が上がると思って、かなりこの表示に生活パターンが支配されている。
太陽電池を取り付けた人が、昼間はできるだけ電気を使わないようにして、発電された電気をできるだけ電力会社に売るように家族全体が行動していると言っていたが、同じことだろう。