効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

塩ビの再生利用

塩化ビニール製サッシメーカー8社が共同で、廃棄サッシを原料に再利用するシステムを構築しようとしているらしい。再生材を20%含む素材に加工し、サッシ内部の素材として利用する技術を開発したようで、この技術を利用したサッシ生産を2008年にも始めると報じられている。
塩ビ製サッシは約30年前から普及したが、廃棄後は通常埋め立て処分されている。これがリサイクルできれば環境負荷低減に大きな効果を発揮するだろう。見た目に影響しない部分にだけ再生材を使うようにするので、表面はバージンの塩ビが使われる。北海道からリサイクルに着手するそうだ。
リサイクルには廃棄される材料が処理能力に応じて適切な量が順次運び込まれなくてはならないので、それにかかるコストが無視できない。バージン素材よりコストが高くなってはリサイクルするのが難しくなる。その辺りも解決されているのだろうが、頑張ってほしいものだ。ペットボトルの再生利用プラントが作られたが、肝腎の利用済みペットボトルが中国に流れてしまい、量が不足して調達できず、運転を停止していたことがある。このような事態も起きないように、きっちりしたシステムを作って維持しなければなるまい。
今日は昼前に難波で仕事の打合せ。英国の著名大学で行われている技術開発の最先端情報を日本の企業に紹介する事業を進めている英国人、英文を編集する米国人、誌面をデザインする在日米国人、それに加えて英文を日本語に置き換える役割の自分と、総勢4人が喫茶店で2時間。技術の最先端情報なので、とりかかっている翻訳は技術的関心、特にエレクトロニクスに関心がなければ何を述べているのか分からないものばかりだ。誰かと一緒に翻訳をと考えていたが、少々難しそうだ。何社がクライアントとして参加してくれるかが課題だ。